2022-11-18
花鳥風月
あっさり飽きるかなと思った俯瞰撮影スタイルも,定番と自分の中で言えるくらいにはしっかり根付いて,頻度こそ高くないが細々と低山に登る日が続いている.
俯瞰撮影に限らずではあるけど,殊に俯瞰撮影ではありとあらゆる環境のコンディションを気にすることになる.方角と時間帯,太陽の位置,天気,気温,空気の澄み方,木々の色合い,その他諸々.あとは,耳をそば立てて,熊が出てくる気配がないかとか.
普段は絶対しないくらい,事前に気象条件を調べ,地図を調べ,さあ良さそうな条件だという日にヒイヒイ言いながら山を登って,それでも思ったより空気が濁っていてモヤモヤの視界に落胆したり,あるいは無理めの条件と思いつつ登ってみたら案外良い条件だったりして,どれだけ技術が発達しても,自然を占うことは難しいことなんだな,と思ったりとか.
山を登ってるときは普通に辛いし,もう二度と行くもんかと毎回思うのに,それでもまた天気予報を眺めながら──そしてまあまあ予報は外れるのだが──,次はどこに行こうかなと考えてしまうのは,そういう制御不能なところに惹かれてなのかもしれない.
夏の低山は信じられないほど暑いので,低山の季節は秋から春にかけて.また今シーズンも息を切らしながら山を登ることになるのかな.
Category: つぶやき